2009年4月 8日 (水)

『潮間帯と海藻』

月末から体調が悪かったのは、どうやらインフルエンザだったようです。39度5分の熱が2日続いてたのですが、そのうち治ってしまったので放っていたら、身内も同じ症状で倒れて、病院へ行ったところ、A型インフルエンザだったそうです。どこで感染しちゃったんでしょうねぇ・・・。春なのにまだインフルエンザですよ、春なのに。知らずに会っていたみなさん、ごめんなさいです。

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001_2  3月に海辺の環境教育フォーラムin石垣島に参加していたんですが、そのときに行った「あぱにあモール」の本屋さんで見つけた本が、この『潮間帯と海藻』。

沖縄本島及び宮古島のビーチに生育する海藻を、具体的に各所のビーチを写真入りで紹介して、タイドプールに生えていたり、水から上がっているものなど、そのままの様子を撮影したものを掲載なさってます。

そして、食用になる海藻について具体的に紹介しているページがあったり、沖縄にしかないような海藻を紹介していたりします。緑藻の種類が多いなぁ~って感心しながら読んでました。

あっという間に読めますし、沖縄でリーフトレイル(磯遊び)をするのであれば、この本は持っていて損はないです。むしろ、海藻がリアルに載っているので、図鑑よりも分かり易いと思います。

私、この本のタイトルに惹かれて、すぐにレジに持って行っちゃったんですよね。「潮間帯」って、私のフィールドには無いんです、ほとんど。うらやましい。だから、石垣島に行ってて、朝に干潟に水が潤っていたう思ったら、昼間になったらドン引きになっていた風景を見て、とても新鮮な気持ちになりました。海っておもしろい!

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2007年9月12日 (水)

海リーダー必読の書 『海ゴミ-拡大する地球環境汚染』

海ゴミ-拡大する地球環境汚染 (中公新書 1906) 来月14日(日)に豊岡市竹野浜で行う海岸&海中清掃では、全国約300団体が参加するNGO-JEAN(クリーンアップ全国事務局)のゴミ種類調査を行います。

その主宰者、NGO-JEANの小島あずさ代表の共著『海ゴミ-拡大する地球環境汚染』は中央公論新書で7月末に出版されまして、遅ればせながら、昨日おとついの2日で読み終わりました。

読んで率直な感想。

これは、海辺の活動をするリーダーは必読です。海辺を漂う漂着ゴミについて語れるのは、実際に海へ足を運ぶ私たちリーダーだから、私たちが友達や知り合いに、今の海辺の漂着ゴミについての話を伝えて、それを広めていって、聞いた人が自分たちの問題と捉えて日頃の生活でゴミに注目して頂けてこそ、海辺の漂着ゴミは減っていくのではないかと私は思うのです。

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この本は6章から成っています。

第1章 日本中の海岸に「ゴミ」が漂着する
第2章 漂着ごみとは何か
第3章 大量のゴミが国を越えて移動する
第4章 「漂流ごみ」が海洋生態系を危機に陥れる?
第5章 漂流・漂着ごみに対処する法律・制度
第6章 進み始めた漂流・漂着ごみ対策

私もこの秋の海岸清掃プロジェクトで頭を抱えている「回収ゴミの処理vs行政」についての話も第5章に書かれていたので、寝る間も惜しんで読んでいました。

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回収ゴミの処理問題、詳細は申し上げられませんが、たとえ話を上げて分かりやすく説明しますね。これは実際によくあり、私も困っていることなのです。

例えば、お客様がファンダイビングをしていたときに割れたガラス瓶を海の中で見つけて、拾ってきたとしましょう。その割れたガラス瓶、危ないですね。それをご自分のBCのポッケに入れて安全に持って上がってきたのですが、みんなが器材を置いている場所に割れたガラス瓶のまま置きっぱなしなのです。

上げてきた方は漂着ゴミに関してとても見識の高い方で、ガラス瓶は自然にあるものでは無いし、魚が傷ついたらあかんので、上げてこられた。

ですが、陸に揚げてきて、適切に処理するところまで面倒を見て頂かないと、置かれた側は迷惑ですね。何も言わずに置いていくのですから。事実、私はいつもそのようにお客様がダイビング中に回収なさったと思われる漂着ゴミは、店に持ち帰って分別してゴミ箱へ入れていますが、その処理代は店の経費にかかってきます。

たかがガラスひとつで、とおっしゃるかもしれません。しかし、それが例えばビーチクリーンで2トントラック5台分のゴミだとしたら・・・? 「うちで発生したゴミでないのに、なんでうちで処分費用を出して、何日もかけて処分せなあかんの?」となります。

塩を含む漂着ゴミは簡単に焼却処分すらできないものも多く、それでなくても地方財政が貧窮している過疎地であれば余計に困惑・困窮してしまいます。実は、漂着ゴミの処分は回収した人が負担しなければならないのが今の法律なのですが、私たちNPOや環境活動団体は行政側と話し合って処分や費用負担をその都度お願いしているのです。

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何のために海岸清掃をするの?

過去何度か小島代表とお話をさせて頂く機会があり、その中で知ったのは、ゴミを拾ってきれいにすることが目標じゃなくて、ゴミを海へ出さないようにするにはどうしたらよいのか?ゴミにしない工夫はあるのか?という、一段高いステージを考えること。そうでないと、いつまで経ってもゴミ問題は解決しないということ。

そのエッセンスが随所に書かれていて、ただ、海洋動物たちへの被害の悲惨さだけを訴えているのではなく、私たち海辺のリーダーが実際に海岸清掃を主催するにあたっての心構えとかバックデータなどが書かれているので、海辺のリーダークラスは、この本を「海岸清掃マニュアル」として是非読み込んで頂きたいと思います。

そんなに高い本ではなく、夏目漱石一人で、おつりが来る「820円+税金」です。海岸清掃&海底清掃に参加する人は是非お読み下さい。

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2007年4月 6日 (金)

ブログ累計アクセス数50000を本日突破!\(^o^)/

みなさんにご贔屓にして頂いてるこのブログ、おかげさまで本日50000カウントを突破しました。香住へ移籍した2004年4月から、かすみ日記を別の日記帳でupしていましたが、ココログに移行したのが2005年11月で、そこからの累計が50000カウント突破です。今では平均140-150カウント来て頂いてます。数あるブログの中で私のブログを読みに来て下さって、どうもありがとうございます。

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うれしいお話をもう一つ。

海藻ミニフィールドブック、おかげさまで、NPO-JCUE(日本安全潜水教育協会)会員外の方からもすでに15冊も売れました。海辺フォーラム会場、JCUEブログ&メーリングリストなど、ごくごく内輪だけにししかまだ発表していないにも関わらず、です。ありがたいです、本当にありがとうございます。

冊子作成に協力して下さった三重大学の先生から、うれしい便りが!

フィールドブック届きました。ありがとうございます。
 予想以上に盛りだくさんの内容で驚きました。表紙のケーキの意味も
わかりました。
 後半部分は,学生実習をやるときのヒントにもなりそうです。私たち
が属している海洋生物科学講座の学生であっても,海藻に興味を持って
もらうのはなかなか大変なので,一般の方にどのように興味を持っても
らうのかがわかって参考になります。
 オールカラーで耐水紙だともっとうれしいので,ぜひ第二巻をめざし
てください。

オールカラーで耐水紙だといったいいくらかかるんだろうか・・・と早くも第2版を考えてしまいそうなくらい、うれしいお便りでした。何度も読み返して小躍りしちゃいました。\(^o^)/ そっか、一般のお客様にどやって海藻に興味を持って頂こうかと悩んでいたのは私たちイントラだけではなくて、大学の先生もそうだったのですね!って驚きもありますが、納得もいくかな・・・だって、ダイバーさんも、動くものに惹かれちゃうんですもの・・・ネコみたい。(=^_^=)ニャア

たぶん、今日明日には海藻ミニフィールドブックがNPO-JCUE(日本安全潜水教育協会)の会員さんのお手元に届く頃なのでドキドキです。何せ、私の何十倍も潜っておられる先輩諸氏ばかりの団体なので、どんな意見が聞かれるのか、それとも無反応なのか、戦々恐々な日々が続きます・・・(-_-;)

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2006年10月25日 (水)

【魚本書評】『魚の心をさぐる-魚の心理と行動-益田玲爾 著

魚の心をさぐる―魚の心理と行動 今日は、日本水産学会が監修しているベルソーブックスシリーズの中から、マジで京大へ入り直そうかと(まぁ無理なんだけど)思った1冊をご紹介しましょう。

『魚の心をさぐる-魚の心理と行動-京都大学フィールド科学教育研究センター助教授 益田玲爾 著』

魚類心理学という新しい研究分野の入門書、と著者もおっしゃってますが、魚の心理っておもしろい! 群れの心理や、魚はどの世代が一番学習能力があるのかということなど、とっても判りやすく書かれています。例えば、第2章 魚の群れの発達心理学では、魚はなぜ群れるのか、という話が書かれています。群れになる理由には主に5つ考えられ、①捕食者から身を守るため ②エサを探す効率を上げる ③配偶者を捜す手間が省ける ④回遊する魚では海の中で迷いにくい ⑤1匹が釣られちゃうと他の魚は危険だと認識する「学習効果」 をあげています。なるほど~!でしょ??

この本の中には、サンバソウ(イシダイの稚魚)をなぜ夏に浅瀬の海で見かけるのか、それまでにもっともっと小さい稚魚をなぜ浅瀬で見かけないのか。その理由が書かれてまして、20へぇ~を越える新たな発見がありました。私がガイディングをさせて頂いて、サンバソウを見かけたらたぶんこのお話をしていたと思いますが・・・。(^.^) 知りたい人は是非、この本をお読み下さい。

益田先生の本が私にとって取っつきやすかったのは、何せ現在の研究フィールドが「舞鶴」。そう、私が活動している香住と同じ日本海!\(^o^)/ 日本海というのは図鑑も冷たい、魚本も冷たいという寂しい地域なのですが、そこで活動されていて、時々潜ってフィールド調査なさってるということ、さらに日本海にお馴染みの海の生き物に関する舞鶴市民新聞社のコラムもお書きです。こちらも要チェックですよー! 

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2006年10月23日 (月)

10/15 沖縄ツアー丘ログ<砂辺でビーチコーミング>

砂辺に泊まると、朝の海風がとっても気持ちいい。夜明け前だと宜野湾や遠く那覇の港の灯りがオレンジ色に光っていて。台風の時期に、真夜中にテレビをつけたら、放送局の外の様子をずっと写してる、あんな感じに思えます。早朝から目が覚めちゃった。

Pa150127_1すっかり陽も昇ってきた6:30頃に、ビーチへお散歩に出かけました。この日の干潮は8:30で58cmくらい。だからこの時間でも潮の高さが100cmと高く、砂辺No,1の階段を下りて5歩歩いたら、もう水がありました。

私は砂辺に来たらいつも貝殻を拾いに行きます。浜辺に落ちている漂着物を拾い集めることを、「ビーチコーミング」といいます。砂辺海岸のリーフにはたくさんのタカラガイ(下の写真の真ん中に写っている貝)が生息し、その殻が他の海岸よりも数多く落ちているのです。私が知っている海岸で、ここほどきれいな貝が落ちているところはそうそうありません。きれいな貝殻やシーグラスもたくさん落ちています。ダイバーがたくさん出入りする日中は拾いに行けないのですが、早朝なら、まだ少ないので、じっくり探して拾うことが可能です。

■ビーチコーミングした貝は真水で洗って干してアート作品に。

Pa150128_1シーグラスやきれいな貝を拾って家に持って帰ってきたら、まず真水でしっかりと洗うこと。潮が残っていると悪臭の原因となります。そのあと屋外で乾かして、使用可能となります。取り込んだ貝殻たちは、白い鉢に無造作に入れるだけでもアート作品になります。ガラスの器に入れてもきれいです。また、100均ショップで木枠のフォトスタンドを買ってきて、木工用ボンドで貼り付けていくのも素敵です。世界に1つしかないデザインのフォトスタンドが出来ますよ。オートバックスでブルーの粒の芳香剤を買い、乾いた牛乳瓶に1/3ほど入れて、その上に無造作に貝殻を入れていくと、それだけで玄関やトイレの「芳香剤」になります。アイデア一つでいろんなアレンジが可能です。是非、自分自身のお土産に、ビーチコーミングしてくださいね。

■エチケット袋は貝拾いには必携

Pa150129拾いに行くときには、ビニール袋ではなく、あるものを持っていきます。それは、飛行機の座席に備え付けている「エチケット袋」。これはとっても便利なんです。なぜかというと、内側の防水コーティングがしっかりしている点です。例えばエコノミー席では足置きがありませんので、これを広げて一枚の紙にして、靴を脱いでこの紙の上に足を置くことが可能です。私の場合は、貝を拾う時の袋に使用しています。ビニール袋だと、シーグラスの破片で穴が開くことがあるんです。貝についていた砂がこぼれてしまい、カバンの中が砂だらけということがよくありました。この袋、材質もしっかりとしているので、ある程度集まったら、上からくるくると折り曲げておくだけで、よほどのことが無い限り、カバンの中でばらけることがないんです。だから、飛行機に乗るたびに自分の座席のエチケット袋はいつも頂いて、カバンの中に入れています。

■How to ビーチクラフトの素敵な本を発見!

渚で見つけて手づくりクラフト―ビーチコーミング&シーボーンアート 『渚で見つけて手づくりクラフト~ビーチコーミング&シーボーンアート』という本。ショッピングモール・ネーブルカデナにある宮脇書店で見つけちゃいました。貝やシーグラスを使ったアクセサリー、チョーカーなどがたくさん載っていて、いままでありそうで無かったすばらしい本です。シーグラスを使った作品を作りたい方は、これを見て是非作って欲しいです。

これにインスパイアされて、ワイヤークラフトやオーブン陶芸などもやってみたくなり、また、昔やっていたステンドグラス作りも再開しようかなぁって、やる気が出てきました。まとめて作品をつくる時間が取れないのでいつ作ろうかとも思いますが、佐津のビーチコーミングでどんなアクセサリーやクラフトが作れるのか、この冬で作品をいくつか作って、来年ダイビングに来られた方に体験教室っぽくできればいいなぁって思ってるんですけどね。もちろん、販売もしてみようかなーって。佐津オリジナルのものがたくさんできればいいなぁ。(^.^)

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2006年9月17日 (日)

【魚本書評】 魚の不思議  松浦啓一 著

魚の不思議 魚の不思議 (単行本)
松浦 啓一 ¥ 1,575 (税込み)

目次
第1章 魚の体のひみつ(魚はどうしてヌルヌルしているの?
魚にはなぜうろこがあるの? ほか)
第2章 魚のびっくり能力(最大の魚は何?最小の魚は何? ほか)
第3章 魚の親子の不思議(卵でなく子どもを産む魚がいるの?
鳥のように巣を作る魚がいるの? ほか)
第4章 魚のすみかとくらし(魚も冬眠するの?本州の海にも熱帯魚がいるの? ほか)
第5章 ビジュアル魚図鑑(ウナギ目ニシン目 ほか)

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図解雑学、と帯に書いていた通り、海水魚と一部の淡水魚について、1-4章の前編と5章の後編とに分けて解説されています。前半は見開きページで、魚の体のしくみ、産卵&出産、住処と暮らし方など、魚の生態の解説が大きな魚の絵つきで載っています。体がなぜヌルヌルしているか、などは私の水中解説でもお話している内容です。5章のビジュアル魚図鑑は、種類こそ少ないものの、ダイビングでは通常見ることができ、普通のガイドさんなら必ずスレートに書いて下さる魚が載っています。魚の生態をまだじっくり観たことの無い、フィッシュウォッチング初心者にオススメです。

私のような「ウオオタ(魚オタク)」には少々物足りない内容なので、そういう方には、ジャックモイヤーさん著書の『のぞいて見よう海の中―魚の行動ウオッチング 』や、鈴木克美先生の『アンコウの顔はなぜデカい』のほうが読み応えがあります。 

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今朝は霧雨で、天候が悪いので早朝ダイブは中止。昨日の水温は22.6度。水面のほうが冷たかったです。今朝の海は予想通り、台風が来るのか?というくらいのベタです。ここしばらく海が荒れていたので、エントリー口の砂山が崩れ、エキジットしやすくなっていました。ただ、透明度が昨日は5m程度。今日はどの程度でしょうか?明日は潜れるような気もしますがどうでしょう・・・。明日潜れなかったときのために、今日は海藻を少し取ってこようかと思っています。

今日はどこもかしこも運動会のようです。こちら佐津の小学校も運動会で、朝早くから準備なさっています。ダイビングも今日からしばらくお客様が入っていて、台風の動きが気になるところです。

では、そろそろ水槽の水入れ、行ってきます。

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2006年8月15日 (火)

【魚本書評】 アンコウの顔はなぜデカい 鈴木克美 著

アンコウの顔はなぜデカい
アンコウの顔はなぜデカい
  山と溪谷社 (2004/08)
鈴木 克美 著  /(写真) 小林 安雅  ¥ 1,680

目次
1 環境がつくる魚の顔のかたち
  サンゴ礁のスター チョウチョウウオ
  生きものたちの海
  かくれんぼからはじまる稚魚の生活
  家をつくる・入る・守る
2 いっしょにくらす
  かくれ場所みつけた
  いっしょにくらせば心強い
  ホンソメワケベラはグレートな掃除魚です
  家族みんなの理想の家
  意外なところに敵がいた
3 魚の顔はなぜおもしろい
  「魚の顔は証明書」
  海にはえさがいっぱい
  大きな口はこわい口
  死んだ魚はどこへ消える?
  アンコウの顔はなぜデカい?

私がいつもお話しする「魚はしたたか」というフレーズ。魚はしたたかに生きています。顔かたちにもすべて理由があります。また、魚がなぜ住むところにこだわっているか、などなど、その理由を判りやすく解説している本です。判りやすくとはいえ、鈴木先生の本は内容と解説が深く濃いので、簡単に読めて終わり、というものではありません。小林さんの写真をじっくりと観察しながら、読み進めていくと、魚の食・住に関する知識はおのずとついてきます。また、水中写真を趣味にされている方には、この小林さんの写真は本当に勉強になるはずです。生き物の特徴をしっかり捉えている写真が多く、この本の写真を見ているだけでも、「小林安雅写真集」って感じで、海の中にいるような気分にさせてくれます。数ある魚類生態学に関する本では、ダイビング時に比較的見ることのできる魚について触れている項目が多いため、ガイドをなさってる方には、この本は私のお薦め本のランク上位です。

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2006年8月12日 (土)

【魚本書評】 知っておきたいダイバーの新常識―ダイバーの常識のウソ〈PART2〉 唐沢嘉昭 著

Diver_no_sinjyousiki知っておきたいダイバーの新常識―ダイバーの常識のウソ〈PART2〉 
唐沢嘉昭 著  水中造形センター (2001/04)  ¥ 1,470

魚本、ではないですが、オーナーから「これは目から鱗だから」と貸して頂きました。私の目から鱗のお話は、ナイトロックスの話と減圧病と減圧症の違いとエンボリズムの話です。ナイトロックスは、香住DSでは私しか認定できないこともあって、私が毎年数人講習を行っています。その講習時には「ナイトロックスでの最大潜水可能深度を守って、ダイブテーブルは空気のを使えば、より安全です。」と伝えているのですが、それを誰でもが判りやすく理論的に書いているので、これを資料にさせて頂きたいくらいです。酸素の暴露についての話もしっかりと書かれていて、この点は講習でももっと強調しないといけないなぁと思いました。減圧病の話は、「減圧病とは、2タイプの減圧症と、動脈ガス・エンボリズムの総称で、ダイビング後に起こる障害」、どちらも不活性ガスの気泡が悪さをするのです。減圧症とは、急激な減圧で不活性ガスが体内で気泡化すること、動脈ガス・エンボリズムは、肺から漏れたガスが毛細血管を通り、動脈に流れ、血液の流れを止めてしまうもの。エアエンボリズムが原因で亡くなるダイバーを減らすにはどうしたらよいのか、という話も掲載されています。ダイビング生理学、器材の話など、イントラマニュアルに載っていないけど、知っていなければいけないお話がふんだんに盛り込まれています。

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2006年6月 9日 (金)

<魚本> 魚ヘん漢字講座 新潮文庫

今日は久しぶりに魚の本の話。私のガイドのネタ本にもなりそうな一冊で、やっと読み終えました~\(^o^)/ 「魚へん漢字講座」 江戸家魚八著 新潮文庫438円です。

魚へん漢字講座

120にも及ぶ魚へんの漢字を集め、それぞれの字の由来、生態、食べ方、各地の呼び名がコンパクトに収められてる本です。この文庫本は平成16年9月に発行されたもので、平成14年8月に発行されたものを大幅改訂。文庫本でこれだけの知識を供給して下さるなんて、ありがたい本です。(^_^;)

香住の海の中で出会う魚へんな生き物たちは、鮃、鱚、鰺、鯛、鰈、鮹、鮑、鯔、鰯、鯊。このPCで変換可能なものだけ掲載しましたが、他に変換できなかったのもあります。漢字とその名前の読みの由来って、読んでいて楽しいですね。あ、さきほどの漢字ですが、読めなかった方のために読みを書いておきますね。いくつ読めました?私はこの本を読むまで、ほとんど読めませんでした。順にヒラメ、キス、アジ、タイ、カレイ、タコ、アワビ、ボラ、イワシ、ハゼです。(合ってるかな?) 時々おかみさんに出して頂く煮付けは鰰が多いです。さ、何のお魚でしょう?答えは「ハタハタ」です。なぜ、魚へんに「神」を書くのでしょう?詳しくは、本を読んでみて下さいね。 

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2005年11月20日 (日)

書評 「そしてウンコは空のかなたへ 廃棄物を追え!」

「そしてウンコは空のかなたへ 廃棄物を追え!」廃棄物の話を判りやすく15の話題(肉骨粉、食品トレイ、
PETボトル、ホタテガイの貝殻、核廃棄物、廃坑、献血の賞味期限、廃屋をつぶした後の壁などの廃棄物、
RDF(ごみ固形燃料))などについて纏めています。
みなさんは、これらのゴミを、例えば「リサイクル」や「分別回収」と分けて廃棄しますが、
その後どうなっているか、考えたことはありますか?適当に処分されているのだ、という思いしか
ないと思いますが、適当に、適度に処分されてる「適度」を知っていますか?
やみくもにリサイクルへ分別回収へ出していませんか?間違った知識に基づいてやっていませんか?

日本の各廃棄物の現状を把握したいと思ったら、この本を読んで下さい。判りやすく書いています。

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2005年11月17日 (木)

DVD「ミジンコ 静かなる宇宙」

ミジンコを顕微鏡で観察し、出産から脱皮まで、ありとあらゆる世界をジャズミュージシャン・坂田明が映像と共に語るDVD「ミジンコ 静かなる宇宙」
ミジンコって透明でほとんどの器官が透けて見えます。
ミジンコもいろんな種類(マルミジンコ、オオミジンコなど)がいます。
心臓もあり、心拍数は人間が60~70回(私は90弱なのね)に対し、270回!
ミジンコの目は複眼が1個と単眼が1個。さしずめ、「目玉おやじ」??
何よりすごいのは出産。基本的に♀→♀の単為生殖、つまり、♀しか要らないんです。
だけど、環境の悪化で♂も産み、タイムカプセルの卵に♀と♂の卵を入れ、環境が良くなるまでその卵は孵らないのです。
ミジンコが数億年の長きに渡り、進化せずミジンコでいる、ということは、
ミジンコにとってはミジンコであり続ける、他の生き物の命の支えになるということが最も都合が良かったのでしょう。

ミジンコを通じて、命の大切さを知る、ということなんです、このDVDは。
BGMの坂田さんの琉球リズムのジャズがよく合っていて、秋の夜長にいいDVDの一枚です。

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